アシダカグモ

徘徊性のクモで、かなり大きい。
女性が手を片方広げたくらいの大きさだと思ってください。

元々はインド原産のクモですが、今では世界中に分布しています。

外来種なのに規制や駆除がされていないのは、
最初にアシダカグモが確認されたのが1870年代と古いこと、
既に都市生態系の一部に組み込まれていることが理由かもしれません。

いまさら駆除できねーよ系生物は他にも
ミドリガメ(アカミミガメ)、ゼニガメ(クサガメ)、アメリカザリガニもそうですね

主食がゴキブリ

主食はゴキブリという頼もしい奴。
見た目がおぞましいので嫌われますが、実際は益虫です。
敬意を込めてアシダカ軍曹と呼ばせていただきます。敬礼っ!

(・_・)ヾ

とはいえ、クモが苦手な方も多いはず。
そういう時はクモを殺すのではなく、
餌となるゴキブリを駆除するようにしましょう。

そうしないとゴキブリを求めて新たな軍曹が貴方の家に派遣されることになります。

上の写真の個体は当時働いていた書店にいたので捕まえようとしましたが、素早すぎて無理!
棚の裏に回られると、手出しが出来ません。
また無理に捕まえようとすると咬むことがあるみたいです。
そうでもしなければ絶対に咬んでは来ませんからご安心を。

そういえば、小学生時代にテレビの裏からこいつが出てきたことがあり、
しばらくトラウマになってました…

ちなみに。
“蜘蛛の子を散らす”という表現を聞きますが、この慣用句の元になったのがアシダカグモです。
卵のうから一斉に付加した子供達は、人間が近づくとこれまた一斉に逃げ出すのだそうです。