オオジョロウグモ

ジョロウグモといえば網を張る黄色と黒の細長いクモですよね。
よくコガネグモと間違えられます。

管理人は子供のころ、森を駆け抜けようとしたら
ジョロウグモの巣に引っかかってトラウマになりかけたことがあります。

さて、割とクモが平気な僕でもトラウマになるくらい気持ち悪いジョロウグモですが、
沖縄にはとんでもない奴がいます。

オオジョロウグモ…網を張るクモの中では日本最大の種類です。
沖縄などの南西諸島に生息していて、その巨大さに観光客が驚くさまが面白いです(←悪趣味)

オスは雌の3分の1くらいのサイズで、色も地味です。

沖縄“危険な生物シリーズ”のひとつ

オオジョロウグモは日本本土に生息するジョロウグモの仲間ですが、
その大きさは造網性のクモとしては日本最大で、掌ほどのサイズがあります。

当然、オオジョロウグモの巣も巨大です。
その大きさから「鳥を捕食する」といわれることも。
実際は主にセミなどの昆虫を捕らえて食べています。
本当に鳥を食べたという記録もありますが、これは珍しいケースのようです。
記録ではスズメやツバメ、小型のコウモリなどが巣に引っかかって食べられているそうです。

獲物が巣にかかると、オオジョロウグモは獲物を糸でぐるぐる巻きにして動きを封じます。
そして有毒の牙を獲物に突き刺し、消化液を分泌して体の外で消化します。
そうして、ドロドロになった肉をすすって食べるのです。

なお、この有毒の牙は人間にも多少有効で、
噛まれると痛いだけでなく何らかの障害が残る可能性もあります。