アシナガバチの仲間

市街地では最も普通の狩りバチの仲間。
軒下などに巣をつくり、知らずに近づいて刺されるパターンがよくあります。

飛ぶときに肢を広げて飛ぶので、足の長さが目立ちます。
が、昆虫の中では特別に足が長い種類というわけではありません。

写真は巣作りをしているセグロアシナガバチの女王蜂。
木の繊維などを唾液で固めて作る蜂の巣は、スズメバチのそれと比べるとシンプルで、かつ丈夫です。

アシナガバチの毒はスズメバチより弱いようですが、
針自体はスズメバチのそれよりも痛いといわれます。
毒液に含まれるたんぱく質に体が過剰反応してショック死することがあるので、
やはり刺されないように注意しましょう。

刺されないために

アシナガバチはスズメバチに生態が良く似ていますが、彼らほどの凶暴性は無いようです。
巣に少しぐらい近づいただけではまず襲ってくることはありません。
しかし、やはり近づきすぎたり巣をつついたりすると集団で襲ってきます。

巣が近くになくても、手で払おうとしたり、追い回したりすると
とたんにブチギレてこちらに向かってきたりします。

↓こんな風に

体が流線型ではなく、高速飛行には向いていない様子。
トンボなどの高速タイプの昆虫は捕らえられないため、
イモムシなどの動きの遅い昆虫を狙っているようです。

色々なアシナガバチ

すいません、今のところ写真がほとんどありません
だってハチさん怖いんだもん、近づいて撮れないんだもん

(管理人はコンデジしかもっていない上に、ほとんど望遠機能を使いません)
(このページの写真は頑張って近づいて接写したものです)

セグロアシナガバチ

市街地でも普通に見かけるアシナガバチの一種です。
キアシナガバチに見た目がそっくりですが、
セグロのほうが若干オレンジがかっているのと、
背中の模様が少し違います。

キアシナガバチでは
触角の先端部分が黄色になっているのに対し、
セグロアシナガバチでは
全体的に黄色がかって見えます。

キアシナガバチ

セグロアシナガバチに似ている種類です。
模様が黄色っぽくなっています。