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ウーパールーパー(メキシコサラマンダー)

メキシコサラマンダーはメキシコのソチミルコ周辺に住むサンショウウオの一種です。
最大の特徴はネオテニーすることで、
トラフサンショウウオ科のネオテニー個体のことをアホロートルとも言います。
ただし単にアホロートルと言えばメキシコサラマンダーの事を指します。

と、横文字ばかりのわかりにくい説明をいたしましたが
日本でウーパールーパーと呼ばれている生き物のことだといえばわかりやすいでしょうか。


2014.3 自宅にて撮影

彼らはメキシコの固有種で、再生能力が高いことから実験によく使われる生き物です。
世界中で飼育されているウーパールーパーのほとんどは、元々実験用としてメキシコから輸入したものです。

日本ではペットとしての人気が高く、「ウーパールーパー」は商標名、つまり商品としての名称です。
現在国内に出回っている個体はすべて国内繁殖個体で、
元のメキシコサラマンダーの体色とはかけ離れた、改良品種です。

幼形成熟=ネオテニー

普通、サンショウウオの仲間は大人になるとトカゲのような体つきに変化するのですが、
メキシコサラマンダーは尾びれや外鰓を残したまま大人になります。
つまり、「見た目は子供、頭脳は大人」といった感じ。

子供の姿のまま大人になってしまうことを、生物学では“幼形成熟(ネオテニー)”といいます。

メキシコサラマンダーの住む湖は水温が低く、
ホルモン生成に関与する物質(ヨウ素)が不足しています。
そのため、大人の姿に変態することが無いまま繁殖できるように進化したようです。

…逆に言えば、環境さえ整ってしまえばウーパールーパーも大人の姿に変態できる、ということ。
ホルモンを注射したり、水深を極限まで浅くしてエラ呼吸が出来ないようにすると
立派なメキシコサラマンダー(成体)の完成です。
しかしながらその姿はとてつもなくグロいらしい。

カラーバリエーション


マーブル

一番原種に近い色合いといわれているのが
このマーブルです。
模様には個体差が激しく、
白いラメのような模様が入った子も人気があります。

日本にいるウーパールーパーは
メキシコサラマンダー本来のカラーとはかけ離れています。
近親交配を繰り返している為、
奇形も多く出てしまうのが現状です。

原種の輸入はできなくなっている為、
原種カラーのウーパールーパーを手に入れるのは
なかなか難しいかもしれません。

「マーブル」と「ブラック」が原種に近い色合いで、
こちらはペットショップなどでよく見かけます。
 

ブラック

おなじく原種に近い色合いですが、
こちらはまだら模様が入りません。
灰色がかった個体を“ブルー”と呼ぶこともあります。


リューシスティック

体が白く、目が黒いタイプです。
よく知られているのは
このタイプのカラーではないでしょうか。

 
 

アルビノ

完全に色素がない個体です。
ただし、写真の子のように
少し黒い模様が乗ってしまうことがよくあります。
はじめは白くても成長すると模様が出ることも。

 

ゴールデン

黄色い色素だけが残ったアルビノです。
薄い黄色の個体はよく出回りますが、
ここまで黄色い個体はあまりいません。

実験動物 ⇒ ペット ⇒ ●●

実験動物としてとても優れているメキシコサラマンダー。
特に幼生に関しては再生能力が高く、
足の一本や二本や三本くらい平気でくれて(略)再生します。
また、他の個体からの移植にも強く、脳の一部を移植して再生した例も存在するようです。

※だからといってむやみに切断するのは
衰弱や病気の原因になるのでやめてあげてください。


現在はペットとしての需要が非常に高く、様々な品種が出回っています。
さて、最近ではもうひとつの需要のほうも増えてきているようで…

それは、つまり食用です。

ウーパールーパーの姿をそのままに、かりっと揚げたフライ。
そいつをご飯の上に乗せればウーパールーパー丼の完成です。
まあ、おいしそう。
興味がある方は、一度召し上がってみてはいかがだろうか